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SAFE-LOCK - 工具抜け防止システム 

難削材の高能率加工(HPC)には安全な工具保持システムが求められます。
加工時に、工具が抜け勝手の方向に強い力が働き「マイクロクリーピング現象」が発生します。そして工具が少しずつ抜けていきます。

高い把握力をもつチャックでも、この「マイクロクリーピング現象」を防ぐことは出来ません。工具が抜けてしまうことにより、加工物が「スクラップ」となってしまいます。

そのため多くの場合は切削条件を落として加工しています。
それでは工作機械の能力を最大限に生かすことは出来ず、また生産効率が落ちてしまいます。

Safe-Lockシステムで安全に

  • 高能率加工用(HPC)
  • シュリンキング技術により高精度の把握
  • フォームクローズドクランピングによる高トルク
  • 精度の低下なし
  • 工具の抜け防止
  • 工具の空転防止
  • 加工物の破損や機械の損傷を防止
  • Safe-Lock溝は切削抵抗に対し締まり勝手の方向のみ
  • 特許取得済:切削工具メーカーへのライセンス可

Safe-LOCK FAQ

Safe-Lock FAQ アコーディオン
Safe-Lock付きの工具はSafe-Lock機構が無いツールホルダーに装着できますか?

Safe-Lock付きの工具は「DIN6535に準拠するHAシャンク」用のツールホルダーに装着可能です。

Safe-Lock付きの工具で突き出し調整は可能ですか?

Safe-Lock機構溝部の範囲内で任意に突き出し調整を行うことは可能です。工具装着時に(反)時計回りに回転させることにより調整を行います。

どのようにしてSafe-Lock付きの工具をツールホルダーに装着しますか?

焼きばめ装置にてツールホルダーを加熱し通常のシュリンクホルダーと同様に工具シャンクを挿入します。その後、工具を回転させSafe-Lock溝にピンを合わせます。

破損してしまったSafe-Lock付き工具はどのようにして取り出しますか?

破損工具取り出しキット(商品番号:80.126.00)を使用して頂くと、Safe-Lock付き工具を簡単に取り除くことができます。

サイドロック(ウェルドン)タイプの工具と比較するとSafe-Lock付き工具の強みは何ですか?

サイドロック(ウェルドン)タイプの工具は横からネジを締め付けて把握します。そのため、振れ精度が悪くなります(約0.05mm)。結果として、工具寿命が短くなり、加工面粗度も良くありません。それに比べて、HAIMER Safe-Lockは、抜け防止に加えて、0.003mm以下の非常に高い振れ精度を提供します。

Safe-Lockだけが最大の切りくず排出量と絶対的な安全性と精度を実現しています。

SAFE-LOCKシステムは新しい標準規格

© HAIMER

Safe-Lock(Safe-λock®; S-λ®)システムは、ホルダー内径にあるキーが刃物シャンクの溝を捉え、加工中に工具が回転しホルダーから抜けることを防ぎます。シュリンクフィットチャックによる全周均一な把握とSafe-Lockシステムにより工具は確実に保持されます。

工具抜け防止システムと高い振れ精度の結合により加工時はビビリにくく加工効率が高くなります。切込み及び送りを高めることにより最高の切り屑排出量を実現します。また、高い振れ精度により工具の摩耗も減少します。

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