SAFE-LOCK 使用実例②
アメリカ大手航空機メーカーにおける航空宇宙産業への応用
問題点:
- 低い切粉排出量(特に荒加工)
- 切削工具の低い寿命
- 高価なチタンやアルミ加工物がオシャカ
- 他のシステムによる加工テストで失敗:ミーリングチャック、プレスフィットチャック、油圧チャック、強化シュリンクフィットチャックでは高い把握力にもかかわらず、切削工具の抜けを防ぐことは出来なかった
- サイドロックホルダー(ホイッスルノッチ/ウェルドン)のみを使用
目的:
- 切粉排出量の向上(特に荒加工)
- 切削工具の寿命の延長
- 工程信頼性を高め、高価な加工物のオシャカを防止
結果:
- 切削工具は全てのテストでSafe-Lockによって確実に把握されており、全体の加工工程を通じて少しも動いていなかった。
- 工具が抜け出る危険性は全くなかった。
- 工具寿命は倍以上に延びた。
- サイドロック方式と違い、荒・仕上げ加工を通じて振動がなく、ビビリ跡は見られなかった。
- 切粉排出量が30% 向上したことにより、大幅な生産性の改善が見られた
加工:
チタンの荒加工
加工物: | チタン合金製の重要航空機部品(Ti6Al4V) |
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機械: | 門型フライス盤 |
インターフェース: | HSK-A100 |
ホルダー: | シュリンクフィットチャックSafe-Lock付き Ø 32 mm, A=120 mm |
荒加工、 仕上げ加工: |
超硬ソリッドエンドミル(コーティング) 有効切削長 83 mm |